緑内障 漢方

緑内障治療の為に必要な目薬でも起こりうる副作用とその種類

緑内障の治療には点眼薬を使用するのですが、その使用する点眼薬に関する副作用をきちんと理解していますか?

緑内障治療に使用される点眼薬は、効果がなければ2~3種類を組み合わせて使用します。

例えば、眼圧を下げるものでも、一つでは効果が薄いのであれば意味がありません。よって、いくつかを組み合わせる事で効果を出し、眼圧上昇を防ぐようにするのです。

では、この点眼薬の種類と副作用をいくつかご紹介しましょう。

現在、最も一般的に使用されているのが「β遮断薬」というものです。「チモプトール」「ミケラン」「ベトプチック」といった名称のものが処方される事が多く、眼圧を下げるのに優れた効果が期待出来る他に、副作用も少ない事から注目を浴びているものです。ですが、副作用がない訳ではなく、副作用の種類としては徐脈、うっ血性心不全、呼吸困難や気管支痙攣などがあります。この事から、心臓に病気を抱えている方や、喘息持ちの方は使用しない・使用出来ないのが現状です。

また、「プロスタグランジン関連薬」というものもあり、「レスキュラ」「キサラタン」「タプロス」といった名称のものがこれにあたります。ぶどう膜などの眼球を包む膜に作用し、眼圧を下げるもので、副作用は使用している薬によって違います。レスキュラを使用している場合に考えられる副作用は角膜障害です。定期的な診察により、もし異常が見つかればすぐに薬を変更する事になります。キサラタンの場合は、結膜の充血や虹彩・皮膚の色素沈着。睫毛多毛症(睫毛が異常に増えたり伸びたりする)などがありますが、眼圧を下げる効果としては、レスキュラよりもキサラタンの方が優れており、一日一回の点眼で良い事から、使用しやすい・選ばれやすい点眼薬です。また、正常眼圧緑内障に対する有効性が証明されたタフルプロストもあり、β遮断薬と共に使われる事が増えています。

この他に、炭酸脱水酵素阻害薬(トルソプト・エイゾプト)という薬もあり、眼圧を下げる効果は上記と比べ、やや弱いのですが、副作用の少ない薬もあります。

このように、緑内障に関する点眼薬一つをとっても様々な種類があり、相性があります。使用していく中で、少しでもおかしいと思った事、感じる事があれば、早い段階で医師との相談を心掛けるようにして下さい。一般的に効果があるとされる薬であっても、個人差がありますから、効果が薄い事だって十分に考えられるのです。副作用の関係もありますから、医師が進めた点眼薬だから、と無理に使用を続けるのではなく「こういった症状が出たのだが、問題はないか」というように、医師との話し合い・連携を大切にして下さい。そうする事で、自分にあった点眼薬での治療に繋がりますよ。

違いを理解する事でこれからの対処が変わる「緑内障」と「白内障」

「緑内障」と「白内障」というのは、とても言葉が似ていますよね。でも、この二つは言葉は似ていてもまったく異なった病気である事を忘れないで下さい。

白内障というのは、主に視界がぼやけ、目に見えるものの輪郭がきちんと描けなくなってしまったりする病気です。進行していく事で、光がとても眩しく感じたりする事や、物が二重三重に見えたりする事もあります。主な原因は、目の組織である水晶体が白く濁ってしまう事で、場合によっては失明してしまう危険もある病気です。しかし、手術により視力の改善(見え方の改善)をする事も出来る為、比較的危険性は少ない病気と言えます。視界がぼやける、という事から老眼から来ていると思い込んでしまい、眼科検診に行かずに、気付いていたら進行してしまっていたというケースや、痛みが伴わない為に放置してしまっていたケースが多々あります。

次に緑内障というのは、主に視野が狭まり、欠けてしまう病気です。日頃「両目」を使って生活している私達の目は、片目ずつであれば、両目でものを見る時よりも若干の不便を感じるものですが、緑内障になってしまうと、見える範囲が狭まってしまったり、ものを見るという事が出来ない部分(欠けてしまった)が出来てしまったりするのです。主な原因は、眼圧が上昇する事による目の細胞の死滅。この死滅してしまった細胞が増えれば、増えてしまっただけ、程度が重くなると考えて下さい。先に両目を使って生活をしている、と書きましたが、この「両目で生活を送っている」からこそ、片目ずつで見えない部分や視界が狭まってしまっていても、ある程度であれば両目で見る事により補える為に、緑内障を発症している事に気付くのが遅くなってしまう事があります。白内障と同じで、痛みを伴わない事が大半の為、緑内障の症状が中期から後期まで進まないと自覚する事が少ないのです。また、白内障と違い、治すという事の出来ない病気で、進行してしまった程度を巻き戻す事は出来ないのです。一度死んでしまった細胞がまた息を吹き返すという事がない為です。少しでも見え方や目に異常を感じたら診察を受ける事が大切です。

さて、簡単ではありますが、白内障と緑内障の違いをまとめてみました。まったく別の病気である事を理解して頂けたと思います。この二つの治療法というのは、主に点眼薬を使用する治療法です。白内障であれば手術による方法もありますが、進行具合によります。特にこれといった制限などはなく、日常生活を送る上で、視界や見え方以外に関してはそれほど不便を感じる事はありません。

ですが、このどちらの病気に関しても「ものを見る事」に関して、とても重大な意味を持ちます。これからまだ先を生活を明るい未来で保つ為には、ちょっとの辛抱が必要になります。一年に一度で構いませんから、時間を設けて、眼科検診を受けるようにして下さい。早期発見する事が出来れば、どちらの病気も怖いものではありません。ほんの少し、生活の時間を切り取る事で、これからも自分の目でものを見る事が出来るのですから、その素晴らしさを時に実感するのも良いでしょう。目が見える、というのは、当たり前の事のように感じるかもしれませんが、それ自体も幸せな事である自覚を持って、大切にしていって下さいね。

白内障?緑内障?視界がぼやける事から変わってくる二つの症状の違い

視界がぼやけ、なんだか近くのものでもはっきりしない…その症状は「白内障」かもしれません。

最初は視界がぼやけてる感じがあったんだけど、最近人や物にぶつかってしまったりする事がある…その症状は「緑内障」かもしれません。

「白内障」と「緑内障」は言葉だけを見るととてもよく似ていますよね。「白」か「緑」という違いしかありませんが、この二つの病気はまったくの別物である事を忘れないで下さい。では、一体どのように違うのでしょうか。

「白内障」というのは、簡単に述べるなら「ものが見えにくくなる」というものです。原因は目の中にある組織の一つである水晶体(凸レンズの役割)が白く濁ってしまう事によるものです。老眼を発症すると、同時期に白内障を発症する事もあり、これといった自覚症状がない為、症状が少し進行していかないと解らない事があります。見え方としては、眼鏡やカメラが汚れてしまった状態やハンドクリームなどを塗ったような状態で見えます。ものの輪郭がぼやけて見えたり、霧がかかった所で」ものを見ているようになってしまうのが白内障の特徴です。場合により失明に繋がる恐れもありますが、手術をする事で失明を防ぐ事も出来ます。

「緑内障」というのは、簡単に述べるなら「視野が狭まる・欠ける」というものです。原因は眼圧が上昇する事により、目の細胞が死滅してしまう事で起こる病気です。一般的には原因は不明である事が多く、また急性緑内障でない限り痛みを伴わない為に緑内障である事に気付かず生活している方が多く存在しています。ですが、これは初期段階での事であり、緑内障の症状が進行していく事で段々と視界が狭まり、また部分的に視界に捉えたものが見えなくなるので、気がつくというケースが多いのが特徴です。見え方としては、例えば眼鏡に所々サインペンなどで黒く点を書いたりした上でかけてみて下さい。最初はほんの一部である事、両目でものを見る為に、見えない部分があっても、もう片方の目が見えない部分を補う為に気がつく事が難しい病気である事が実感出来ます。症状が進行していくと、視界が狭くなる為、見えていると思っている範囲外(死角)から来る人や物を捉える事が出来ない為に、ぶつかってしまったり当たってしまうといった事があります。この他にも、見えない部分が増えてしまうと、外出した際に、今までであれば信号待ちの時に視線をあげるような事をしなくても見えていたのに、視線をあげなければ信号の色を確認出来なくなってしまったりする事もあります。これが緑内障の特徴です。また、緑内障に関しても失明の恐れのある病気です。しかも、残念ながら進行してしまった緑内障をなかった事にする事は出来ません。「治す」という事が出来ない病気で、進行してしまった程度から悪くならないように食い止める事は出来ても、それよりも前の段階まで治療するといった事は出来ません。点眼薬での治療が主で、眼圧を下げる事で元々の進行速度の遅さを、更に遅くさせる事が今現在出来る最良の治療法です。

白内障と緑内障は、言葉こそ似ていますが、その病気の性質はまったく異なります。あなたがもし、これらの病気を発症してしまった場合は、正しい知識を身につけ、病気と向き合う事が何より大切な事であると忘れないで下さい。

緑内障を早期発見する事で大切な「視力」を守る事が出来る

「緑内障の早期発見」というのは、とても困難な事です。さて、何故でしょう?

緑内障という病気は、急性緑内障という急激に視力が低下していく種類ではない限り痛みを伴う事はありません。進行スピードもゆっくりなので、違和感を覚える前に体がその状態に慣れてしまう為、視界に異常を感じる事もありません。これにより「緑内障を発症している」という事に気付くまでに時間を要してしまい、緑内障である事が判明するのはある程度まで進行してしまってからが一般的な事なんです。

さて、緑内障である事が発覚してからというのは、その「緑内障の程度」がそれ以上に悪化しないようにする事が一番の治療となります。処方された点眼薬をきちんと使用する事が最も大切な「視力を守る」事に繋がります。

緑内障という病気は、急性ではない限り、すぐに失明してしまう危険性はありません。だからといって、放置してしまうとゆっくりと時間をかけながら失明に向かってしまいますから、やはり可能な限り早期発見・早期治療する事が「目」を守るのに必要な事です。年齢を重ねる毎に、視力が低下していく傾向にあるのは一般的に見れば当然の事ですが「視力が低下してしまう事」と「視野が狭まる・欠ける」という事はまったく違うという事を覚えておいて下さい。視力が低下してしまった場合は、眼鏡やコンタクトによりある程度の矯正が可能ですが、視野が狭まる・欠けるといった症状を矯正する事は出来ません。「目」で見る事の出来なくなってしまった部分の視界を取り戻す事は出来ないのです。

少し視界がぼやけるだけ。少し文字が見えにくくなっただけ。本当にそれ「だけ」と言い切れますか?老眼から視力が低下したのだと思っていたけど実は…なんて話は少なくありません。自覚する事なく緑内障は進行していく病気です。テレビを見る事も、本を読む事も、旅行で景色を楽しむ事も。すべては「目」が正常に機能してくれているからこそ叶う事です。私達の生活に欠かす事の出来ない大切な視力を守っていく為に、是非一年に一度は眼科で検査を受けるようにして下さい。

目の疲れ?充血も視野異常に関わる大切なサインの一つなんです

普段の生活を送っているだけでも「目」を使う事というのは沢山あります。少し集中しただけでも、何だか疲れてしまう…って事だってありますよね。早く目を休めようと思いながらもつい夜更かししてしまったり、本を読んでしまったり…次の日になって鏡を見たら…「酷い充血」なんて、嫌ですよね。

そもそも「充血」とは、どういった時に起こるのでしょう?先に述べたように集中して目を使ったりする事で酷使してしまい「眼精疲労」となった場合の他にも「ドライアイ」の方も充血になりやすく、他にもコンタクトレンズの使用方法に問題があった場合や、病気やケガなどにより充血を起こす事もあります。

そして「ぶどう膜炎」や「緑内障」などの目に関する病気のサインとして、充血という症状が出る事もあるんです。

特に何かした訳でもないのに、充血が酷い場合や、充血の他に頭痛や吐き気といった症状が伴う場合は、すぐに病院で診察を。この時、考えなければいけないのは、頭痛などから、体の中に異常があるのではないかと考え、内科の診察を受けるでしょうが、それだけでは原因が判明しない可能性も考えられます。充血している、という事は少なからず「目」にも異常が出ている訳ですから、内科での診察の後、すぐにでも家に帰りたいかもしれませんが、眼科での診察も受けるようにして下さい。「充血」「頭痛」「吐き気」といった症状は「急性緑内障」の可能性があります。もし放置してしまうと数日間のうちに失明してしまう恐れもある恐ろしい病気なんです。

ぶどう膜炎に関しては、眼痛を伴う事もありますので、眼精疲労から来るものと勘違いしてしまう可能性もありますが、特に何かをした訳でもないのに起こる場合ですから、眼精疲労とは考えにくいのです。よって、早い段階で眼科に行き検査を受ける事で異常を発見する事に繋がります。ぶどう膜炎という病気単体でも、視力低下や飛蚊症といった症状を起こすのですが、ぶどう膜炎を発症している事により、その他の目に関する病気を併発してしまう可能性が高くなってしまいますから、些細なことでも違うと思った時は、早い段階で診察を受けるようにして下さい。

このように、私達の生活の中で比較的起こりやすい「充血」という症状一つをとっても、重大な病気のサインになる事があります。その事を忘れず、もし自分や家族、友達がこのような状況になった時は「内科」だけではなく「眼科」にも行く。それだけは忘れず、心のどこか隅に留めておいて下さいね。

視界がぼやける…視野が狭い…その症状は本当に老眼ですか?

年齢を重ねると共に、視界が鮮明に見えなくなっていくのは仕方がない事かもしれませんが、本当に「それだけ」と言い切れますか?

「老眼」というのは、早ければ40代のうちに気がつく病気です。とはいっても、誰しもが通る道です。この老眼の特徴というのは「近くのもの」に対して焦点(ピント)を合わせる事が出来なくなってくるものです。例えば新聞を読む時に、これまでであれば特に気にする事のなかった距離での「読む」という動作を行った際に「文字が見えにくい・見えづらい」「滲んでいるように見える」といった症状があれば、それは老眼の可能性が高いと言えます。また、近くのものから遠くのものを見た場合に、焦点を合わせるのに時間がかかってしまう・うまく合わせる事が出来ないといった症状も、老眼である可能性が高いと言えます。暗めの色のものが見えにくくなったり、暗い場所だと近距離でも、遠距離でも見えにくいというのも老眼の症状です。近くのものが見えにくく、少しずつ距離を離す事でピント調節をしているのであれば、それは確かに老眼と言えるかもしれません。

ですが「もし」この他にも、気になる症状があるのであれば…それは老眼ではないかもしれません。

上記に書いたように、老眼というのは多少の見えにくさを感じる時はあるものの、近・中・遠距離のすべてに対して常に見えにくさを感じるようなものではありませんし、視界が霞んで見えたり、見えていたと思われる範囲のものが見えなくなってしまうというような事はありません。

視界が霞んで見えたりする場合は「白内障」の可能性を疑うべきであり、視界が狭まったように感じるのであれば「緑内障」を疑うべきなんです。この「白内障」も「緑内障」も、老眼と同様に40代頃から発症する眼の病気です。個人差はありますが、急性緑内障ではない限り、痛みを感じる事もほぼありません。その為、自覚症状がないままに進行してしまう可能性のある病気なんです。

今説明したような「老眼の症状」以外にも別の症状や、眼について違和感がある場合はまず一度眼科で診察を受ける事が大切です。白内障も緑内障も、場合によっては失明してしまう恐れのある病気です。老眼なだけだから、と思わず、定期的な検診を心掛け、少しでも不安に思った事があれば相談する。

きちんとした治療を行う事で、失明の危険性は大幅に下がります。早期発見する事がその第一歩とも言えます。まずは一度検診を受け、定期的な診察を受けられそうな眼科を見つける事からはじめてみてはいかがでしょうか。あなたの大切な目を守るには、それこそが必要不可欠な事ですよ。

急激な視力低下や頭痛・嘔吐…急性緑内障発作から我が身を守ろう

頭が痛い、吐き気がする…嘔吐してしまう…。

もし、自分の身にこんな事が起こったら…あなたならどうしますか?私がもし、この状態になったなら、頭痛が我慢出来る程度のもので、吐き気や嘔吐もひどい状態でなければ、まず熱を測った上で薬を飲みます。ただし、嘔吐してしまう可能性もありますから、熱がなければとりあえず横になって様子を見るでしょう。そして、原因になりそうな事柄を考えます。寝不足の時や過度な運動をした時、季節の変わり目などで頭痛が起こるタイプなので、前日から遡って考えますが、特に原因になりそうな事がなければ、その時点で考えるのをやめてしまいます。でも、それじゃいけないんですよね。頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐の状態であれば、本来であればまず病院に行く事が大切です。でも、病院って何だか行きにくかったり、面倒に思ったりしてしまいますよね、えぇ、私がそうなんですけど…。でも、もしかしたら、この症状が出てしまったら、事は一刻を争う可能性だってあるんです。

この症状に、プラスして視界がぼやけるような、視力が急激に低下している節がある場合は「急性緑内障発作」である可能性が考えられます。もし、電気や太陽などの光を見た際に、周りに虹のような輪がかかって見えた場合は、この病気である可能性がほぼ確定します。

そもそもこの「急性緑内障発作」というのは、何らかの原因で急激に眼圧が上がってしまう事で発症するものです。主な原因として考えられるのは「狭隅角緑内障」もしくは「閉塞隅角緑内障」の方が精神的ショックや疲労、不眠や風邪といった症状が挙げられます。

急激な眼圧上昇からくる頭痛や吐き気を伴う為に、原因が「目」である事に辿り着く事が出来ずに、病院で診察を受けても原因不明とされてしまう可能性もあります。このような状態になってしまうと、眼圧を下げる為の薬などはもちろん処方されませんから、勝手に眼圧が下がってくれるのを待つ他ないのですが、主に眼圧を下げるという行為は点眼薬で行う為に、有効とされる手段の一つとしては「適度な運動」をする事なのですが、頭が痛くて吐き気もある人間が出来る訳はありませんよね。こうなると、眼圧を下げる為に必要とされる事は何一つ出来ない事になります。

もし、急激な眼圧上昇のまま放置してしまった場合、残念ながら失明の可能性はとても高いものとなります。本来、正常とされる眼圧の範囲は10~21mmhgとされています。もちろん、この値は一般的なものであり、個人差がありますので、眼圧が18mmhg程で正常範囲であっても、緑内障を発症してしまう方も居ます。さて、正常とされる眼圧の範囲は10~21mmhgと説明しましたが「急性緑内障発作」の場合の急激な眼圧上昇の場合、この値はどの程度まで上昇すると思いますか?ずばり、50mmhg~100mmhgの範囲まで上昇する事があるとされています。正常とされる範囲の最大が21mmhgなのに対し、最低でも50mmhgまで眼圧が急激に上昇したら…本来ではありえない、尋常ではない速度で「眼」としての機能が失われていく事になります。

「頭痛がする」「吐き気を伴う」「嘔吐してしまった」「視界に違和感を覚える」このような症状がもし、あなたの身に起きてしまったら、内科診察を受ける事も大切ですが、そこで終わりにするのではなく、是非眼科でも診察を行うようにして下さい。早期発見する事で視力をある程度守る事も出来ますから、少しでも気になる事があった場合は面倒がらず、医師に相談・質問をするようにして下さい。物を見る事が出来るのは「眼」が正常に機能してくれているからこそである事を忘れないで下さいね。

レーシック手術を受けたら緑内障になりやすい?噂の真相と真実

レーシック手術を受けると緑内障になりやすい。

こんな話を聞いた事はありますか?レーシック手術というのは「裸眼視力」を向上させる為にするものですが、このレーシック手術を受けると緑内障になりやすい、と言われているんですが、この噂の真相と真実をお教えします。

レーシック手術を受けると、手術前と手術後で眼圧の値が5mmhg程度低くなるという事が判明しています。これはレーシック手術を受けた事により、角膜が薄くなった事が原因となるのですが、眼科で眼圧を測る場合は「空気眼圧計」というもので、角膜に空気をあて、その凹み具合で眼圧を測定する方法と「圧平眼圧計」というもので、直接角膜に測定部を接触させて眼圧を測る方法の二種類があります。

この時、レーシック手術を受けた事により「角膜が薄くなっている」という事を医師に告げていないと、眼球内の圧力が本当に低くなっているのかどうかが判断出来ない可能性があるのです。

一般的な正常眼圧の値というのは「10~21mmhg」とされており、角膜が薄くなっている為にこの範囲内に入っている場合、本来であれば、正常範囲内を超えた眼圧であっても、気付かれる事がない…という事も考えられます。もし、この時点ですでに緑内障を発症していた場合、結果として残るのは「レーシック手術を受けた後」である事と「緑内障を発症した」という事になり、「レーシック手術を受けると緑内障になりやすい」という結論に至ってしまいます。

ですが、この噂には確定的な事柄が存在していません。何故なら、緑内障という病気は「何故・どうして」発症するのか、という原因が解明されていない事にあります。40歳以上であれば、約20人に1人の割合で発症しているとされていますが、この緑内障を発症するのは男性も女性も居ますし、30代で発症する方も居れば、50代・60代になっても発症しない方も居ます。これと同様にレーシック手術を受けた方でも、緑内障を発症しない方ももちろん居ます。何より、緑内障になる原因が明らかになっていない以上、レーシック手術に関してもあくまでも一つの原因となりうる可能性という話に過ぎないという事です。

最後に、レーシック手術というのは「自分の視力を取り戻す事の出来る」手段ですが、これは最終手段である事を覚えておいて下さい。手術である以上、それなりのリスクを伴うものである事を理解すると共に「絶対に成功する」という事はありません。手術を受ける事により、その視力が奪われる可能性がある事を忘れないで下さい。相応の覚悟と意志を持った上で受けなければ、その先に待っているのは後悔かもしれません。あなたの目を守れるのはあなただけである事を忘れないで下さいね。

視野狭窄の恐れも…ぶどう膜炎から併発しやすい病気を知っておこう

ぶどう膜炎という病気を知っていますか?ぶどう膜という眼球全体を包み込むようにして広がっている「脈絡膜」「毛様体」「虹彩」の三つをまとめてぶどう膜というのですが、このぶどう膜が何らかの原因により、炎症を起こしてしまった状態を「ぶどう膜炎」と言います。

このぶどう膜炎という病気は、目以外の場所からの症状でも発症する事があり、その主たる原因は「血流が悪い事」というのが挙げられます。これは、ぶどう膜というものが他の眼球の部位に比べて沢山の血管を持っている事にあり、血の流れが悪くなってしまった事で影響を受ける為です。このぶどう膜炎を発症してしまうと、視力・眼球共に影響を受けてしまいます。

ですが、このぶどう膜炎を発症してしまう「原因」というのは、残念ながら不明である場合もあるのです。先の文で、血流が悪い事が主たる原因と書きましたが、様々な病気から影響を受ける事がある為、直接的な原因が発覚しない事もあるのです。また、診断が難しい病気であり、ぶどう膜炎を発症していても気が付かない事もあります。

この為、以下のような症状に覚えがある場合は、一度診察を受けるようにして下さい。ぶどう膜炎を発症している場合、炎症の部位や程度、合併症の有無などにより様々な症状が考えられます。主な症状は「視力の低下」「飛蚊症」「充血」「鈍痛」です。また、このぶどう膜炎は片目だけに発症していた場合でも、もう片目にも症状が出る事もある病気です。

さて、このぶどう膜炎を発症していた場合、恐ろしいのが併発しやすい病気に「白内障」「緑内障」がある事です。ぶどう膜炎という病気は「完治」した、とされていても再発しやすい病気です。だからといって、治療を怠ったり、投げ出してしまっては、それよりも酷い状態になる事だって考えられるのです。その最もたる理由が「白内障」「緑内障」を併発しやすい事なんです。

白内障というのは、視界が段々と曇ったように見えるようになり、やがて近くのものですら輪郭が解らなくなってしまう病気です。場合によっては失明の危険性もありますが、もちろん、程度がありますし、きちんと治療を続けていけば問題はありません。最終手段として手術する事で完治に近い状態にする事も可能です。(医師との相談、周囲との相談をした上で決める事が重要です)

続けて、緑内障というのは、視界が徐々に欠けていく病気です。欠けていく、というのは部分的に物が見えなくなってしまう事で、視界が狭まっていってしまうという事です。この緑内障は、治療を続けていく事で視野をほぼキープする事が出来ますが、残念ながら治る事はありません。よって、緑内障を発症したとして、発見するまでの時間が早ければ早い程、視野を保つ事が出来ますが、気付かず進行してしまうと、多少の見えにくさを感じながらの生活を送る事にもなりかねません。

このように、ぶどう膜炎だけでなく、その他の併発しやすい病気がある事を頭に入れておく事が大切です。上記3つの病気は、これといった痛みを初期段階では伴う事はほぼありません。(急性的な症状であれば激痛が走る事もあります)よって、自分がこれらの病気を「発症している」かもしれないという事を調べる為には、定期的な眼科検診が必要となります。目に少しでも異常や違和感を覚えたのであれば、直ちに診察を。特に異常を感じない場合でも、先程述べたように、痛みを伴う事がない為、気付いていないだけの可能性も考えられますから、やはり定期的な検診が必要不可欠である事を忘れないで下さい。

緑内障は一つじゃない!種類を知った上でこれからの生活を考えよう

「実は私、緑内障なんです」

もし、あなたの周りでこんな会話が出たとしたら…どうしますか?「緑内障」という病気が、どんな病気なのかを把握していれば、特に心配はありません。ですが、よく知りもせずに会話を流してしまったら…明日は我が身となるやもしれない病気ですから、きちんと知識を身につけておく事が大切です。

そもそも緑内障という病気は「眼圧が上昇してしまい、それが原因となり視野が欠けてしまう」ものです。視野が欠けるというのは、今まで見えていた視界がドット抜けしてしまったように段々と見る事の出来る部分が減っていってしまう状態です。一般的に、進行速度はゆっくりとしたものなので早期発見する事が出来れば、ほぼ視界に不自由なく治療を続けていく事が出来るものです。

さて、それではこの緑内障にはどのような種類があるのでしょうか。

緑内障と診断された日本人のうち約6割が「正常眼圧緑内障」というタイプの緑内障に分類されます。この緑内障は、眼圧が正常範囲内であるにも関わらず緑内障となってしまうもので、直接的な原因は判明していません。主に点眼薬での治療をし、進行速度はゆっくり。早期発見する事で、生活に支障が出る事はほぼありません。

また、「原発開放隅角緑内障」というタイプがあり、こちらは角膜の下にあり、瞳孔の隅の部分にあたる隅角が広がってしまい、眼圧が上昇する緑内障を言います。正常眼圧緑内障とは違い、眼圧が上昇する事でなる緑内障ですが、こちらも痛みは特になく、進行速度はゆっくり。点眼薬での治療で進行を遅らせる・悪化を防ぐものです。早期発見であれば、こちらも生活に支障が出る事は然程ありません。

この他に「原発閉塞隅角緑内障」というタイプがあります。こちらは、隅角が狭くなって眼圧が上昇するものであり、この緑内障には慢性型と急性型が存在します。慢性型の場合は上記同様に気付かない事がありますが、急性的なものであれば、事態は一刻を争うものとなります。ひどい頭痛や吐き気、嘔吐に眼痛、充血などといった症状が出ている場合は、急性型の可能性が極めて高いので早急に診察を受けるようにして下さい。慢性型であれば、点眼薬の治療が可能です。急性型の場合は、医師の診断のもと、早期で手術をする可能性も十分に考えられます。

上記以外にも、先天性緑内障や、続発緑内障といった種類の緑内障も存在します。先天性は言葉の通りで隅角が生まれつきで未発達により起こるもので、続発緑内障は、角膜の病気や目の炎症といった目に関わる疾患や、それに際して使用する薬などによって眼圧が上昇してなってしまう緑内障です。

緑内障というのは、最悪の場合失明してしまう恐ろしい病気です。周りがその病気を知っている事で、ちょっとした気遣いや心配りが出来る事もあるかもしれません。また、詳細な原因の解っていない病気の為、自分自身もいつかかるか解らない病気です。知識を身につけておく事で、早期発見に繋がれば自身の視力を守る事にも繋がる事を忘れないで下さい。まずは一年に一度、眼科で定期健診を受ける事からはじめてみてはいかがでしょうか。